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紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2024/04/23 (Tue)23:22
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2011/07/20 (Wed)07:34

かなり初期に書いた3412発見wwwwww
お友達に送りつけたものだと思うの。

微妙に、背後注意。

















ざわざわと人で賑わう居酒屋。
店内に背を向ける形で堀り炬燵風の席に山陽とジュニアは腰掛けていた。
目の前のガラスの向こうに広がるのは夜景。
二人のテーブルの上には空になった皿やアルコールの残るグラスが乗っていた。

「たまにはいいっしょ?」
「そう、ですね……」

ほんのり頬に朱の乗った山陽から視線を逸らしながらジュニアはグラスの中身を流し込んだ。
ほんのりと薄暗い店内照明に照らされる姿は何とも言えない色気があってどきまぎする。
そっぽを向いたジュニアの色付いた項を熱っぽく見つめる山陽の視線には気づかない。
物憂げに伏せられた睫が頬に影を落としていた。
にじり寄って、トンと肩を触れ合わせる。
小さく肩が揺れて、甘えるように凭れかかってきた。
可愛い仕草に口元が緩む。
チラと見上げてくる黒い瞳に悪戯心が湧き上がった。

「っ……!?」

死角になっているテーブルの下のジュニアの足を何食わぬ顔をして山陽が撫でる。
睨みつけるが、酒の入った目では抑止どころか煽る結果にしかならない。

「ん? どうしたの?」

しれっと聞いてくる山陽にジュニアの眉間の皺が深くなった。
それを意に介すさず内腿をゆっくりと大きな手が伝う。
ジュニアの背中をぞわぞわとした感覚が抜けていった。
思わず出そうになった声を唇を噛むことで耐える。
逃げようとした足に山陽の足が絡まってきて逃げることができない。

「……さんよう、さんっ」
「ジュニア、かーわいー」

もどかしい刺激に揺れる声に悪戯な指は内腿から腹部へ上がってくる。
飲酒のせいか普段より体温の高い指先が最中のことを思い出させて、カツと一瞬でジュニアの顔が赤くなった。

「どした?」

のぞき込んで来る双眸の奥に揺らめく熱を見つけてますます何も言えなくなる。

「ぁ……」

困ったように開閉を繰り返す唇。
一度上がってきた指先は足の付け根を撫でていた。

「っ……ん」

きゅ、と内腿に僅か爪を立てられる。
ジュニアの口から零れる呼気は熱を孕んでいた。

「やめて、ください」
「……いいの?」

陥落寸前のジュニアの訴えにあっさり山陽は手を引いた。
その際、名残惜しそうに足の付け根をズボンの合わせ目を撫でていく。

「っん……」

必死にかみ殺そうとしてし損なった声が零れた。
ぎゅ、と山陽のシャツをジュニアの手が掴む。

「出よっか?」

耳元に囁けば、小さく頷いた。
熱の篭りかけた瞳が愛しい。

「ホテルがとってあるんだけど」

行くよね?



+++++
自分で自分をぷぎゃりたくなったとか、そんな。

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