紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2011/06/03 (Fri)15:34
ひめちゃんちの小.牧と犬.山。
相変わらずどろどろ暗いー。
どん、と突き飛ばすように体を押し倒して、馬乗りになった。
呆然と緑の目が見上げてくるのに黒い感情がどろどろと止め処なくあふれ出す。
「ねぇ、僕のこと好きだって言ってたよね?」
頬に手を触れた。
手のひらの下で首が引かれたのがわかる。
「だったらさ、良いよね?君は、僕のことが好きなんだから」
詰襟の制服に指をかけた。
晒された白い首に歯を立てる。
驚愕に固まっていた顔がのろのろと逸らされて、ぎゅと目を瞑った。
何度か呼吸を繰り返し、小さく唇が動く。
「お前ならいい」
掠れた声で返された了承に頭の中でなにかが切れた。
「あぁ、そう。僕が何をしても君には大した痛みじゃないんだもんね」
白いワイシャツに指をかけて引き裂く。
ひくり、震えた咽喉。
辛そうな視線に胸が痛む。
それと同時にこらえきれない破壊衝動。
「ね?」
「…………」
おおぞね、と小さく唇が動くのが酷く不快で、ひどく切なかった。
+++++
声を出して抗って責め立てて。
PR
Comment