紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2010/10/15 (Fri)00:08
友達の賞味期限切れ云々、って言ぅ話を見て思いついた。
賞味期限とは何の関係もなぃ話。
「またカップラーメン?」
「そー。新製品!」
呆れたような声に嬉々と返事をしながらお湯を注ぐ。
蓋をして砂時計をひっくり返した。
「毎日よく飽きないね」
「味が違うから全然平気だぜ?」
眉間に軽く皺。
まずいかな、と思いつつ改善できないのだからしょうがない。
「ほら」
「ぅえ?」
どうやって言い訳しようか考えていると差し出されたおにぎり。
訳がわからず見つめてしまう。
「鮭が嫌なら梅干しもあるけど?」
そう言いながら手元の巾着からもうひとつ取り出した。
そこでようやく思考が追い付く。
「鮭、鮭がいいです!」
「そう」
はい、とおにぎりを手渡すと隣で食べはじめた。
「お手製?」
「そうだけど」
文句でもあるの?とレンズ越しに睨まれて、慌てて首を振る。
「いえ、何でもないですってか、超嬉しい」
「あっそ」
真面目に答たのにつれない態度。
まぁいつも事だと若干延び気味のラーメンを放置して、おにぎりにかじりついた。
その瞬間、僅かにこっちを見た目と朱のさした頬に堪らない気持ちになった。
PR
Comment