紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2011/05/30 (Mon)14:12
お友達に即興で押し付けたもの。
何も考えてないので、あちこちおかしいです。
「くしっ」
「は? 何、お前この時期に風邪かよ」
だせー!と小さくクシャミをした千代田を常磐が笑う。
「うるさいなぁ……あれ?」
顔をしかめて振り返るも派手な頭はなく、首を傾げた。
「っ!?」
ぐい、と。
突然後ろから襟首を引かれる。
何事かと思うより早く背中に何か入れられた。
ひんやりした感触に鳥肌がたつ。
それと、重み。
「うわぁぁぁっ!?」
わたわた、とする千代田のワイシャツを普通にズボンから引き出して常磐は放り込んだものを取り出した。
「何やってんだよ、とっろいなぁ」
「あのなぁっっ」
キッ、と睨み付けた目の前につき出されていたのは某ゼリー飲料。
「さっさと帰って寝ろよ」
ばしんっ、とワイシャツを引き出したままの背中を一つ叩いて千代田の手から書類を抜きとると、常磐はひらひらと手を振り歩いて行った。
「…………なんだよ、あいつ」
こんな心づかいが嬉しいなんて。
負けたような気もするが、悪い気分じゃなかった。
+++++
お互いに素直じゃない。
PR
Comment