紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2010/09/26 (Sun)20:21
リクエストもらったので書ぃてみた。
ざーざーと雨が降る。
窓から見える空は曇天。
一向にやまないどころか酷くなる雨脚に比例して東海道の不機嫌ボルテージはあがっていっていた。
「そんな顔して睨んだって晴れないよ」
呆れたような揶揄うような上越の声にジロリと一瞬だけ視線を向ける。
小さく振動した携帯電話にすぐ視線は向けられた。
少し遅れて上越の携帯電話も振動する。
差出人は山陽。
内容は遅延気味だが何とか走っている、と言うようなものだった。
そっと東海道を盗み見る。
先程より幾分機嫌が上昇したのは気のせいだろうか。
「……」
少しだけ、むっとなった。
「ねぇ東海道、お茶にしようか」
「?」
不思議そうな顔をして頷く。
緑茶を淹れて、あんみつを引っ張りだす。
煎餅にドラ焼きも見つけ出したので一緒に菓子皿に盛った。
ずりずりとソファに移動してきた東海道の前に盆を置くと急須からお茶を注ぐ。
ふわり広がる香にささくれた神経が少し治まった。
差し出した湯飲みを大人しく受け取って東海道が一口口に含む。
綻んだ顔に酷く満たされた気分になった。
+++++
山陽東海道前提で、どーん!!
上越は山陽も東海道も好きだといいな。。。
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