紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2011/03/05 (Sat)07:10
某所で書いたら「いいジュニア……!!」と言われたのと、リベンジのと。
いい山陽って、どんなん;
「山陽、さん」
小さく呼ぶ声と一緒にするり、と後ろから抱きしめられた。
「ど、どしたのジュニア」
普段なら決してしてこのい甘えたような仕草に山陽の声が裏返る。
「陽子さんが、」
「よーこちゃんが?」
いい山陽の日なのよ!てっ言うから甘えてみただけです、と消えそうな声。
視界に映る耳は赤かった。
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いいジュニアって言われたの。
「おはよう、ジュニア」
「あ、おはよう――」
ございます、と言う言葉は重ねられた唇に阻まれて音にならなかった。
あっという間に離れて、背中を叩かれる。
思考回路がついてこない。
ぽかん、と見つめる。
悪戯が成功したような子供のような顔で山陽が笑っていた。
「今日も一日頑張ろうな」
「は、い」
ひらり、手を振って深緑の制服の背中が遠くなって。
「っ……」
そこでようやく真っ赤になった。
+++
どこがリベンジなのか自分に問いたい。
「ねーねージュニアー」
「何ですか?」
食後にソファで二人並んでテレビを眺めていた。
明日の天気は晴れ。
花粉が酷いとアナウンサーが渋い顔で告げている。
その画面を横目に隣の山陽に顔を向ければ、ご機嫌に笑っていた。
「今日、いいさんようの日なんだって!」
「……それで?」
嫌な予感を覚えながら聞き返せば、ぼすっと山陽の体が落ちてくる。
反射的に抱きとめると、上目遣いの視線と目が合う。
「甘えさせて欲しいなー、なんて」
「……っ」
ほにゃ、と笑う顔が可愛くて、ジュニアは白旗を上げた。
そもそも勝とうとも思ってないけれど。
「しょうがないですね」
「えへへー」
呆れたような声音に甘い笑顔を作って額にキスをした。
+++
ジュニ陽っぽく?
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