一緒に帰ろう

日光と日比谷！！
まさかのひびにこリクでしたんｗｗｗ

「日光、ほら起きて」
「あ……？」

ゆさゆさと揺り起こされた目の前に苦笑した日比谷の顔。
ぼぅ、と眺めていたら掠めるようにキスをされた。

「……んだよ」
「おはようのキス？」

だって君の寝起きは最悪だもの、と首をすくめられる。
言い返せる言葉も見つからず、日光はのろのろと寝ていた机から体を
起こした。
変な格好で寝ていたため、体があちこち痛い。

「こんなとこで寝てると風邪ひくよ」
「んなに弱くねぇ」

呆れたような日比谷にツンと唇を尖らせて立ち上がった。
ひやり、とした空気に思わずツナギの襟をかきあわせる。

「ほら、寒いんじゃない」
「うるせぇ」

目敏く見つけた日比谷をギッと睨んで「どうせ帰ったら温まるんだろ？」と婀娜っぽく見つめる。
チラリ、と覗いた紅い舌先。
誘うような仕草に動じた様子もなく、日比谷は手を差し出した。

「ほら、帰るんでしょ？」
「……」

不満そうな日光の手を掴んでジャケットのポケットに一緒に入れる。
じんわりと沁みこんでくる日比谷の体温。

「これなら少しは温かいだろ。馬鹿なこと言ってないで帰って温かい紅茶でも淹れよう？」
「ちっ……」

ちゅ、と拗ねたような日光の頬にキスをして、二人揃って部屋を出た。


＋＋＋
糖度高めに！！とのことだったのに、見事に玉砕ｗｗｗ
難しいよ……