紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2011/03/04 (Fri)20:06
越陽ごそごそ。
上越は北陸意外だと左推奨。←
掠めるようにキスをされて、見つめる瞳に魅入られる。
濡れたような黒い眼差し。
ちらり、のぞく紅い舌先。
山陽より華奢な、けれど男の指が首筋を掠め髪に差し入れられた。
「ね、山陽。僕が欲しい?」
耳朶に直接吹き込まれる甘い声。
脳髄が痺れる感覚がする。
「じょう、えつ」
「うん?」
甘い微笑み。
毒華にも似た鮮やかな笑顔。
誘われるように手を伸ばせば絡められる指先。
「上越……」
無言の笑顔のまま、ぺろりと頬を舐められる。
「……好きだよ」
「っぁ……」
囁かれる麻薬のような声に、
見つめる瞳に、
触れる体温に、
溺れていった。
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