紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2011/03/07 (Mon)01:50
もの凄く、初期に書いたと思われる常磐とジュニア。
おま誰状態で爆笑したので、晒してみる。←
ひょっこりと、顔を覗かせた休憩室。
ソファに探し人を見つけて、そぅっと近寄る。
「…………」
「あれ?」
近づいて、気が付いた。
相手が静かに眠っていることに。
「ちぇーっ!」
一瞬起こしてしまおうかと思ったけれど、疲れの滲む顔に躊躇した。
もそもそと隣に座り込み、じぃっと寝顔を見つめる。
少し俯き気味な顔に思ったより長い睫が影を落として、眉間の皺もない。
意志の強い瞳も今は閉ざされたまま。
すっきりと整った顔。
何かと喧しい口は薄く開かれ、穏やかな呼吸音が漏れていた。
「……ジュニアー?」
小さく、名前を呼んでみる。
返事はない。
さらり、見た目より柔らかい髪に触れてそぅっと顔を近づける。
唇に、触れるだけのキス。
「…………」
音もなく、ただ、触れ合わせるだけの優しい口付け。
至近距離で瞬き一回。
起きる様子がないことに、少しむくれる。
「オレがきてんだから起きろよ、ばーか!」
むに、と頬を引っ張って、べーっと舌を出した。
それでも反応がないことに諦めて、頬から手を放す。
ぴょん、とソファから飛び降りると、もう一度だけ振り返る。
「…………」
「……」
やはり、目を覚まさない。
「ちぇーっ!折角来てやったのに、ジュニアのばーかばーかばぁーーっか!!」
聞こえよがしに叫んで、歩き出した。
もう振り返らない。
颯爽と藤紫色の髪を揺らして、小柄な姿は出て行った。
ぱたん、と。
ドアが閉まるのを待っていたようにジュニアは目を開けた。
「…………っ」
口元を押さえて絶句する顔は、熟れたトマトのように赤い。
「反則だろ……」
低く呻く声にいらえはなく、思い出したように携帯の目覚ましが鳴った。
君が来たときから起きていたよって。
絶対言わないけれど。
告げたら君はどんな顔をするのかな?
+++
かわいいはなしがかきたかったんだとおもうよ!!
玉砕ですね^^
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