紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2011/03/11 (Fri)02:08
組み合わせごっちゃで、色々。
個別に載せるには短すぎる子たち。
捻くれてる癖に真っ直ぐで、憎めない。
姿が見えないと落ち着かないし、無意識に探してる。
自覚して溜め息をひとつ。あぁ、毒されてるな、と思いながらそれほど嫌な気分じゃない。
きっとこれが『好き』なんだろう。
はぁ、と息を吐き出す。
地上は寒い。
でも、お前がいるなら出てきてやってもいいよ。
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本人的には、常千代。
最初から決められた運命。
選択権も何もなく、ただ、それだけのために作られた。
気力も何もなく、惰性で時を過ごしてきたのに。
あの日あなたに会った瞬間、全ての景色に色がつき、見慣れた世界がとても素晴らしいものに見えた。
あなたが、いるだけで。
真っ直ぐなその目に、会ったときから魅入られていた。
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鶴舞犬山。
君はいつも他の人を見てる。
僕を、僕だけを、見て欲しいのに。
手を伸ばして捕まえても、君はいつの間にかいなくなって。
別の誰かと笑ってる。
でも、いいんだ。
君は僕を受け入れてくれるから。
僕は君の中にいられれば今は満足だよ。
それでも、いつか。
「君の世界が僕だけになりますように!」
願ってる。
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けよむさ。視点、京葉。
昔はあんなに大きいと思っていたのに。
いつの間にか自分のほうが大きくなってしまっていた。
貴方をただ、守りたいと思っただけなのに。
手を伸ばして、儚い背中を抱きしめた。
「……放せ」
冷たい言葉。
「嫌です」
抱きしめる力を強くする。
貴方の目は僕を見ない。
こんなに貴方が好きなのに。
貴方は遠い。
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北陸上越。
君の視線は昔から変わらないね。
酷く真っ直ぐで凄く綺麗。
汚しても貶めても、何でそんな風にいられるんだろう。
僕は、君が羨ましくて妬ましいよ。
だから僕は君に対してずっと気づかないふりをしていてあげる。
君が僕に向ける淀んだ想いは、綺麗な君の汚点だから。
僕はそんな君をアイシテルよ。
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小牧犬山。視点、小牧。
汗の浮く背中に歯を立てる。
がりり、と。
皮膚が裂ける感触がして、咥内に鉄の味が広がった。
「ひん……っ」
びくり、組み敷く体が震える。
その様にうっすら歪んだ笑みをはいて、耳元に「淫乱」と吹き込んだ。
「っる、せ……」
黒い目が睨んでくる。
だが、快楽に濡れていては迫力などあるはずはなかった。
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うつにこ。
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