紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2011/04/02 (Sat)00:18
適当に書き散らかしてあったものを回収。
ごっちゃくた、注意。
「あーん」
「あの…」
真顔且つ棒読みで差し出されたフォークの先には一口サイズのショートケーキ。
「何か?」
「せめて、こう、笑顔とか」
欲しいです、と続く言葉は剣呑な視線に黙殺された。
薄いレンズ越しに切れ長の目が一瞬眇められ、細い眉が跳ね上がる。
「あーん」
人が殺せそうな笑顔がついてきた。
+++++
多分、むさはま。
何かのお題だったんじゃないかと推測。
「千代田、その格好何?」
「何って、袴」
じろじろと上から下まで眺めると、不意に常磐はにっと笑った。
「似合うじゃん」
「へ!?」
唐突な言葉にぽかんとする。
「つか、お前首ほっせー」
折れちまいそ、と言いながら伸ばされた手が首に触れた。
温度の違う掌に肩が震えて小さく笑われた。
+++++
じょうちよ。
何も考えてないと思う。
「……えっと、あの、」
「何ですか」
「何で、猫耳?」
「陽子さんに聞いてください」
「えー……よーこちゃんー」
「……おかしい、ですか?」
「え?」
「おかしいですよ、ね。男なのにこんな」
「ちょ、え、ちょっと、ジュニア!?」
「すみません……」
「待てって!」
「っ」
「可愛い。可愛いよ」
「……っ」
+++++
3412。
多分、猫の日に書いたんじゃないかなー……?
「お疲れ様です」
す、と差し出された紙コップ。
のろのろと視線を上げるとよく駅で見かける顔があった。
鮮やかな空色の制服、銀フレームの眼鏡に少し長めの髪。
「お仕事終わられたのでしょう?」
最近遅いようしたから、と笑いかけられて顔が熱くなる。
受け取った紙コップには温かいココアが入っていた。
+++++
けーひんとうほく。
気持ち、夢っぽいね。
「さーむぃっ!」
ぴた、と首に触れた掌。
あまりの冷たさに鳥肌がたった。
「あ、ちくしょ。あんまりあったかくないでやんの」
ぺたぺたと無遠慮に肌をまさぐってあんまりないい草。
「お前なぁ……」
苦情を言おうと振り返った途端、唇を塞がれて言葉は胸の内へ逆戻り。
にこっと笑まれて、そこで敗北宣言。
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じゅにばん?←
いつ書いたのか、本当に不明。
絡む指先はいつも冷たい。
ひやり、と。
まるで血が通ってないかのような手をとって、甲に唇を押し当てた。
「なんだ」
「……特に意味はないよ」
くるり、引っくり返して掌にも口付け。
軽く歯を立てて強く吸った。
「っ……」
走った痛みに僅かに眉間に皺が寄る。
「ねぇ、僕を見てよ」
僕だけを、と呟いた。
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とーかいどーじょーえつ。
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