紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2011/03/28 (Mon)09:14
ウチのむさっしの。←
そんなつもりはない、はず。
うーん?
「……」
書類を書く横顔を見つめる。
「……何か用?」
「や、別に」
視線は書類の上。
さらり頬に零れる髪を長い指が耳にかける。
白い顔が露わになった。
机の上に戻る手を追い掛けて指を絡める。
体温の低い掌。
「……何?」
怪訝そうな視線。
「やっとこっち向いたな」
かなり嬉しい。
薄い唇が何か言う前にキスで塞いだ。
触れるだけの優しい口づけ。
「武蔵野」
「……だってよー」
離れれば待っていたのは冷ややかな眼差し。
ため息を一つ。
それ以上のお咎めなく、京浜東北はまた書類に向かってしまった。
「ちぇー」
けれど絡めた指はそのままだから、今はこれで良い事にする。
「なー京浜東北」
「何?」
好きだぜ、とびりきりの笑顔と一緒に囁いた。
+++++
お前らは、誰だ。←
PR
Comment