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紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2020/03/28 (Sat)17:22
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2011/01/16 (Sun)02:34

お友達がやってる名.鉄.一次の設定が好きなので!!
貸していただいてます!!
地元大好き><*

















びゅう、と吹く風にコートの前をかきあわせた。
今日はまた一段と風が強い。
寒い寒いと騒がれては堪らないので悴む手でメールを打った。
この間のような薄着では来ないだろうと思いながら、打ち合わせ相手を待つ。
滑り込んできた銀色に空色ラインの車体。

「犬山さん!」

飛び出してきた姿に呆然とした。
普段の着崩したスーツに真白なロングコートとマフラー姿で嬉しそうに手を振られてしまう。
思わず、頭痛に襲われた。

「今日は本当に寒いっすね!」
「……そうだな」

寒いという割りにはコートの前は全開であったが。
にこにことご機嫌な鶴舞を視界の端に追いやりながら真黒なコートの襟を風避けに立てた。
ふわり、と首に触れた柔らかい感触にようやく視線を戻す。

「?」

先程と、何か違う。

「犬山さん、黒もかっこいーっすけど、白も似合うっすね」

にこにこにこと異常にご機嫌な鶴舞の首にあったマフラーが首に巻かれているのだとようやく気がついて、頬が熱くなる。

「……お前、風邪ひいても知らんぞ」

溜め息と一緒に零した。

「大丈夫っす!風邪ひいたら犬山さんが看病してくれるって信じてますから!」

胸を張って言い切られた台詞に脱力する。

「この、くそたわけ!」
「えー」

不服そうに唇を尖らせる姿にもう一度溜め息をついて。
でもマフラーは外すことはしなかった。

「鶴舞」
「ふえ?」

ぐいと腕を引く。
視界の端を亜麻色の髪が過ぎる。
朱い耳にそっと囁いた。

「ありがとな」
「っ……!」

ぼんっ、と顔を赤くする鶴舞に低く笑う。

「けど風邪はひくなよ。ワヤになるだろ」

ビシリと額を指で弾いて、打ち合わせをするべく歩き出した。
一拍置いて鶴舞は慌ててその背中を追いかけた。

「待ってくださいっすー!」
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得意なのは専ら昼ドラ系。←
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