紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2011/01/17 (Mon)00:29
名.鉄.さん。
今度は犬山さんと小牧さんー。
小牧は歪んでるよ!!とお友達に主張したときのやつ。
「……好きなんだ」
小さな小さな声。
「なぁに?」
聞こえなかった風を装って振り返る。
はっとしたようにレンズ越しに緑の目が揺れて、首が振られた。
「何でも、ない」
ぎこちなく笑うと、滑り込んできた電車に乗る。
「また後でね」
「あぁ」
笑みを浮かべて走って行く車両に手を振った。
「……ごめん、ね」
君の想いは知ってるんだ。
僕にしか向けられない眼差しも照れたように笑う顔も。
切なそうに泣きそうにそれでもとても綺麗に笑うから。僕は君の想いに応えてあげないんだ。
君の中が僕でいっぱいになって溢れてしまえば良いのに。
「君は僕だけ見てて」
そのいじらしさを、ひたむきさを、とても愛してるよ。
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