紙端国体劇場様の二次創作置き場。
2011/01/16 (Sun)22:22
詰め合わせ。
何か、よくわかってないわりには相変わらず多いです。。。
見上げた空色。
「……」
見上げて溜め息を一つついた。
ツナギの袖で額を拭う。
吐く息は白い。
けれど額を背中を汗が伝った。
旅客業務も多分嫌いじゃない。
でも、自分にはこっちの方があっている。
「旅客は京葉に任せとけばいんじゃね?」
ぽつり、呟いた脳裏に鋭利な眼差しの顔が浮かんで、小さく笑った。
+++
貨物の相手をしている武蔵野はかっこいいと思う。
『君が好きだよ』
「!?」
夢うつつな耳に吹き込まれた言葉。
跳び起きて辺りを見回すが、休憩室はガランとしていて人の気配はなかった。
「なんだよー……」
夢か、と机に頬をつける。
腕があったと言えど冷たい。
じわじわと体温を移していたらドアが開いた。
「あれ、武蔵野?」
「よーぅ、ジュニア」
書類を抱えた姿で予想外のものを見つけた顔。
「京浜東北は?」
「は?」
室内を見回しながら入ってくると、机に書類を置いた。
ドン、と書類にあるまじき音がする。
「ここで落ち合う約束だったんだよ」
まだ来てないのか、と零しながら携帯電話にメールを打っていた。
「……え」
先程の幻聴が脳裏を過ぎる。
まさかな、と目を閉じようとした視界に逆さまの携帯電話の画面が現れた。
「……なんだよ」
「京浜東北がお前に書類の整理手伝ってもらえってさ」
画面には事務的な京浜東北のメールが表示されている。
「そういう訳だから、手伝えよ」
「……なぁ、何で京浜東北俺がここにいるの知ってたんだ?」
「知るか」
+++
まぁ、そういうことです。(笑
「 」
そっと喘いて体を離した。
眠る姿はそのまま。
反応がないことに安堵した耳に、名前を呼ばれて飛び上がった。
寝言なのだろうがカァと顔が熱くなる。
「ん……」
身じろぐのにいたたまれなくなって部屋を飛び出した。
走って走って、ようやく止まる。
そこで思い出したように東海道にメールをした。
+++
上のやつの別視点。
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